━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0068━━2008.6.4 ━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□    
◇第68号「メディアに出るならやっぱり情熱大陸がいい?」◇
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■関東地方もいよいよ梅雨入り、ジメジメした嫌な季節の到来です。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 資格コンサルタントの末木紳也です。




■ところで以前、私がメールマガジンでメディアについてお話したことがあり

 ました。憶えていますか?

 近年、インターネットがメディアの中心の役割になりつつあり、書籍、新聞

 週刊誌、雑誌等の紙媒体が苦戦していること。たとえ、テレビに数分出ても

 たいした意味がないこと。

 こんな内容のことをお話させていただきました。

 これについて異論・反論がありましたので、今日はこれについてお話します。



■正直に告白しますと、私は今まで一度もテレビに出たことはありません。

 これは、コンサルタントとしては恥ずかしいことなのでしょうか?

「お前はテレビにも出たこともないくせに偉そうなこと言うな。悔しかったら

 一度でもいいからテレビに出てみろよ。売れっ子のオレを妬むなよ!」

 と言われるのはなるほどよくわかります。

 私も一度でいいから出てみたいですね、出来れば「情熱大陸」なんかに。

 カッコイイですもんね、葉加瀬太郎さんのテーマ音楽、あの落ち着いたナレー

 ションの声、アサヒスーパードライのCM、みんな憬れちゃいます。




■「情熱大陸」は出演者密着取材スタイルの30分番組です。

 ですから、

 「あの人って、意外にもあんな趣味があったんだ」

 「仕事一辺倒に見えても結構、家族思いなんだな」とか、その人の普段見えない

 生活とか考え方が垣間見えて参考になります。

 だから、掴みやすいしかつ、わかりやすい。

 でも、たとえばこれが「クローズアップ現代」だったらどうでしょうか?

 あの番組も30分ですが、コメンテイターの持ち時間は意外にも少ないものです。

 現場のレポートとかもあるので、キャスターと討論している時間はせいぜい10分

 程度くらいでしょうか?

 だからいつも議論が白熱する前に番組が終わってしまいます。



■出演者にとってもこの程度の短時間で、自分を十分に表現できるのか疑問です。

 私には「言いたいこと」の何分の一かしか伝えきれていないと感じます。

 クローズアップ現代という番組は私には「完結型」といより、

 いつも尻切れトンボの「紋切り型」のような感じがする番組なのです。

 せっかく、議論が盛り上がってきたと思うと「終わり」を知らせるテーマ音楽が

 流れてきて、「今日はどうも貴重なお話をありがとうございました」みたいな

 感じで終わってしまいます。

 「そもそも、情熱大陸はドキュメンタリー番組で、クローズアップ現代とは番組の

 性質が違うだろ?単純な比較はできない」というご指摘もあるかもしれません。

 全くその通りです。

 でも、同じ番組なら「情熱大陸」の方が何かカッコいく感じますよね。




■本題に入るのですが、私はメディアで表現できなかった部分こそ書籍の役割がある

 のではないかと考える訳です。

 番組を見て「あの人の考え方をもっとよく知りたい」と思い、視聴者は本を購入

 するのです。

 本は最低でもきちんと読むには2時間程度は掛かります。でも、これは著者の人格や

 考え方を知るには十分過ぎる時間です。

 たとえメディアへの露出が2〜3分で十分でなくても、興味を持った視聴者は書籍を

 読んで、あなたをより一層深く理解してくれることでしょう。

 本には、あなたのコメントを補完する役割もあるのです。



■テレビに限らず、新聞でも週刊誌、雑誌でもメディアに出る意味はあると思います。

 しかし、それだけであなたを十分に知ってもらうにはやはり限界があると思います。

 私が紙媒体をもう一度、見直そうと言ったのはそういった理由です。何もテレビや

 ネットの役割を軽んじて言い放った訳ではありません。

 テレビならたとえ、視聴率1%でも100万人が見てくれる可能性があります。

 一方、書籍で100万部はミリオンセラーといわれ、出版業界では奇跡か宝くじに

 当った感覚です。

 では、書籍はテレビとは対等には戦えないメディアなのでしょうか?




■これには様々な議論があります。

 書籍はたとえ1万部でも、読んでくれた人が将来あなたのファンになってくれる可能

 性もあります。(あまり考えたくないですが、二度とその著者の本は読まないという

 逆もありです)

 いずれにせよ、長い目で見れば強烈に印象に残るのはやはり本なのです。

 ただ、コメンテーターでも週1回必ず出てくるお天気キャスターなどはこの限り

 ではありません。毎週1回見ていれば、誰でも親しみが沸きますよね。

☆NHKの7時のニュースの美人天気キャスターを思い出してみましょう。

 資格士業者やコンサルタントにとって、著書を持つことはやはり意味のあること

 です。

 どうせメディアに拘るならやはり「情熱大陸」を目指したい!

 でも、きっとあなたならできますとも。

 是非、頑張ってメジャーデビュー果たしてください!



 本日もご愛読ありがとうございました。
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◇編集後記◇ 
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 今日はこれから某出版社の取材で横浜に行きます。私なんか、取材されることが
 あまりないのでたまに取材が来ると嬉しくて仕方ありません。でも、ネクタイは
 ホントにウザイな。ネクタイの結び方忘れてしまった。

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