━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0061 ━━2008.2.6 ━━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□        
◇第61号「2008年オススメの資格」◇
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■2008年も早いものでもう2月に突入しました。

 毎日寒い日が続きますが皆様、如何お過ごしでしょうか。

 資格コンサルタントの末木紳也です。





■ところで、資格の世界でも最近、どんどん新しい資格や検定が生まれています。

 中でもご当地検定は今、まさにブームと旬といってよいかもしれません。日本
 主な都市ではご当地検定を持たない方が珍しいほどです。

 京都検定、東京シティガイド検定、かながわ検定、博多っ子検定等



☆京都・観光文化検定などは、年間1万人を超えるほどの盛況振りだそうです。

 昨今の資格ブームについては様々な要因があるでしょうが、ことご当地検定に
 関してはいわゆる趣味の世界の延長として捉えても構わないと思います。

 他人より、ある事柄に精通していることは何よりも本人にとって快感でもあり
 ますから。



■そこで、今回は最近生まれたユニークな検定試験を紹介したいと思います。

 まずは知的財産検定。 

 近年、特許や著作権といった「知的財産権」への関心が高まってきたのを背景
 に2004年に誕生しました。

(注)
 知的財産検定(ちてきざいさんけんてい)とは、企業活動において実際に起こ
 った知的財産に関連する事例から、問題を発見し、解決する能力を認定する検
 定試験。日本弁理士会が後援し2004年から開始された。実施団体は知的財産教
 育協会


 この資格はビジネス系資格としてはかなりオススメな資格です。また、知的財
 産検定とよく比較されるのが、ご存知の超難関資格の弁理士試験です。

 弁理士は論文試験と口述試験からなる国家資格で、著作権等を扱う業務独占資
 格です。一方、知的財産検定は民間資格でマークシート試験です。(当然、業
 務独占資格ではないので弁理士のように独立開業等はできません)


☆しかし、この知的財産検定が2008年の7月の試験から国家検定として生ま
 れ変わることが既に決定しています。


 
■実施試験種には、1級(特許)、2級があります。さらに、2級には科目受検
 制度があり、出題領域を3科目に分割して受検 (2級科目試験:2級「特許」、
 2級「意匠・商標」、2級「著作権・不競・独禁等」)することも可能です。


 1級(特許)は、企業活動において実際に起こった知的財産に関連する事例から、
 課題(問題)を発見し、解決するために必要とされる能力2級は、知的財産全
 般に関して、一般の社会人や学生等が持っているべき必須の知識について測定
 する試験だそうです。

 また、合格率は2級で40%前後、合格の目安は約70%程度ということです。

 何だかとっても面白そうな試験ですね。
 
 「マークシートだったら受けてもいいな」と思っている人も多いのではないで
 しょうか。

 
 もっと詳しく知りたい人は、

 知的財産検定協会のホームページを参照してください。
                ⇒http://www.ip-edu.org/outline/index.html
     



■私は個人的にはこの資格、将来的に見てもオススメでネライ目の検定試験だと
 おもいます。 

 この資格のメリットは実務レベルで、企業活動において実際に起こった知的財産
 に関連する事例から、課題(問題)を発見し、解決するために必要とされる能力
 を身に付けられる点です。


☆余談ですが、資格試験は一般的に第1回目試験が合格率が圧倒的に高いという
 事実(データ)があります。

 全ての資格試験において、特に第1回目は試験はトライアル的な色彩が濃いので、
 あまりに合格率を低く設定できない理由があります。


 今や合格率が2〜3%台と完全に難関資格になってしまった行政書士試験も
 第1回の1983年度の合格率はかなり高く23.3%でした。

 それがやがて10%台になり、近年では2〜3%台で落ち着いています。

 だから、今年行われる第1回国家検定がチャンスなのです。



■もう一つは天気検定。

 気象予報士は皆さん、既にご存知だと思いますが、できたんですねこんな検定が。

 天気検定は昨年生まれたばかりの民間資格です。 


 両者の違いは、簡単に言えば気象予報士は「天気を出すための人が所有する資格」
 ですが、天気検定は「出された天気をいかに生活に活用するか」という点です。


(注)でも、必ずしも天気予報をする人が気象予報士である必要がないことは既に
 テレビ等で実証済みです。菊川玲は気象予報士を持っていませんが毎週のように、
 バンキシャで天気予報を担当していますよね。


 天気検定は昨年、始まったばかりで第1回目の受験者は僅か200名程度だった
 そうです。今後、スーパーやコンビニ等の流通業や旅行業やイベント会場などで、
 人気が高まりそうな雰囲気の資格です。

 まだ、メジャーな資格ではないですから今取得すれば一層希少価値が高まるかも
 しれませんね。

 もっと詳しく知りたい人は天気検定協会事務局
                      ⇒http://tenkikentei.com/





■ここまでくればもうお分かりになるでしょうが、知的財産検定や天気検定はいずれも
 現場レベルの資格といえると思います。


 知的財産検定は、いかに、企業活動において実際に起こった知的財産に関連する事例
 から、課題(問題)を発見し、解決するできるかが問われる能力です。

 また、天気検定は予報された天気をいかに味方に付けて、自社の販売戦略に生かすか
 等が問われる実践的な資格です。
 こんな資格を使って毎日仕事ができたら面白そうですね。



■これらの検定は実際取得しても、直ぐには活用できない様々な法文系の資格よりも
 実際はポイントは高いかもしれません。

 2008年はあなたもこんな資格にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。




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◇編集後記◇ 
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 じつは、私の長年の夢である資格は境港妖怪検定です。でもこの試験、現地まで
 行かないと受検できないのです。交通費・宿泊費込みで5万円近く掛かりそうな
 ので毎年、受検を見送っています。悔しいなあ〜。東京で受検できないかな。
 
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