━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.0020━2005.08.17━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□        
◇第20号 「お笑い芸人に学ぶ生き残り戦略2」 ◇
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■こんにちは。毎日暑い日が続きますが如何お過ごしでしょうか?
 資格コンサルタントの末木紳也です。
 今回はメルマガ20号記念として「お笑い芸人に学ぶ生き残り戦略2」とし
 てお話をします。
 *「ファジー感覚のススメ」は来週お送りします。


■先日、あるテレビを見ていたらお笑い芸人が海外で活躍していく姿をドキュ
 メンタリータッチで放映していました。
 意外と思われる方もいると思いますが、日本のお笑い芸人たちが最近、米国
 や韓国などにどんどん進出しているそうです。
 テレビを見ていて、私が何よりもたいへんだろうなと思ったのは語学の問題
 でした。ビジネスで使う英会話でさえ、十分な会話力がない商談が上手くい
 かないのに、お笑いの世界なら一層難しいだろうと感じたのです。
 笑いには独特な表現法やタイミングのようなものがあります。事務的な会話
 では済まなされない世界です。ですから、かなりハイレベルの会話力や場を
 読む力が要求されるのです。
 
 さまざまなネックがあるにもかかわらず、どうして若者は海外でお笑いを
 目指すのでしょうか?


■今、日本流の「お笑い」が海外で受け入れられる環境が整いつつあるのです。
 考えて見れば、「笑い」は日本独自のものではありません。「笑い」は万国
 共通の感情です。そういう面で、「お笑い」は今後ビジネスの一つに十分な
 り得ます。笑いのある所に多くのビジネスチャンスありです。
 
 かつて「お笑いは究極のサービス業である」といった人がいたとか。
 スミマセン言ったのは私でした。

☆余談ですが、現代医学では既に「お笑い」を取り入れた治療法が採り入れら
 れています。末期のガン患者さんたちなどには「お笑い」の効能が凄いとい
 うことです。相当悪い患者さんでも快方に向かうケースもあるということを
 聞いたことがあります。
 笑いの効果は全てにおいてとにかくスゴ〜イのです。


■確かにお笑いがビジネスの一つと考えれば、魅力的な海外市場をその国の芸
 人だけに任せておく道理はありませんよね。
 ビジネスの世界は基本的に自由競争の世界なんですから。
 今後は海外からのタレントの「お笑い」の輸入だけでなく、「お笑い」の輸
 出も盛んになるでしょう。
 そこに目をつけた若手お笑い芸人たちは、勇気もあり先見の明もあります。
 異国の地で、日本流の新しいお笑いが受けいれらればかなり大きなリターン
 が見込めます。日本で少ないレギュラー番組を争っているより、他に競合が
 いない分将来性のある市場と考えたのでしょう。


■そもそも、ビジネスで成功するための基本は、確固たる市場があってかつ、
 競合が少ないことが成功の絶対条件なのです。


■資格の世界にも同様なことが言えます。近年、司法については紛争を未然に
 防ぐための法律的助言を与える仕事が重要視されています。しかし、日本の
 法曹界は元々訴訟分野中心で、国際的な法律サービスについてはほとんど外
 国の法律事務所にまかせっきりになっています。
 訴訟外の法律サービスを充実させるため、商法、倒産関係法、税法に通じた
 法律家の育成が急務となっているのですが、実際は需要に十分追いついてい
 ません。
 結果として、訴訟業務以外したことがない弁護士たちは、競合が激しい分野
 で仕事を取り合う結果になります。
 難関資格をやっと突破して弁護士になったのに、そこでまた競合するなんて
 おかしな話ですよね。


☆競合が少なく魅力的な日本の国際法律分野で活躍する外国人法律家たちと、
 米国や韓国で日本風のお笑いを展開する芸人たちには、どこか共通点があり
 ますよね。


■考えてみれば、現代はどこの世界でも生き残りは厳しいです。
 サラリーマンの世界もお笑い芸人の世界もそして、私たちのような資格士業
 の世界でも。  
 唯一、確かに言えることは他人と同じ事をしていても台頭することは難しい
 ということ。人間の能力なんて、同じ土俵で戦える程度の能力があればほと
 んど差なんてありません。
 だから負けたくないのならば、戦うべき市場を間違えてはいけません。
 お笑い芸人でも日本で決まった市場で無数の芸人と戦って討ち死にするか、
 付加価値をつけてあえて未開の地に打って出るか。どっちがビッグな成功を
 収められるか。そこらへんを賢いお笑い芸人はちゃんと見定めているのです。
 あなたも今からお笑いを目指しませんか?
 
 本日もご購読ありがとうございました。
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 ☆今日のワンポイントアドバイス☆

 ■笑いは究極のサービス業。笑いのある所に大きなビジネスチャンスがある。

 ■ビジネスの常識は確固たる市場があって、競合相手の少ない(いない)所で
  ビジネスを展開すること。

 ■誰も手を付けていない未開の分野にこそ大きな将来性がある。

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 □資格に対する考え方が少しは広がりましたか?
 次回は「ファジー感覚のススメ」をテーマにお送りいたします。
 お楽しみに!
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◇編集後記◇
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 メールマガジンに対する意見、資格に関する様々な意見をお待ちしておりいま
 す。現在、既に資格を目指している人、これから資格を目指そうと考えている
 人にかかわらず、ご連絡ください。

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■発行者 「■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□」末木 紳也
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