━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.002━2005.04.20 ━
■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□        
◇第2号 資格は果たして保険になるのか?◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■こんにちは。資格コンサルタントの末木紳也です。
 「■間違いだらけの資格取得術〜メルマガ編〜□」を登録していただきまして
 誠にありがとうございました。
 本題に入る前に、簡単な自己紹介をさせてください。
 資格コンサルタントをする以前は、商業コンサルタントをしていました。
 
 経歴につきましては、発行者Webサイト: http://www.shikaku-21.comをご覧
 ください。(皆さんが、ご興味があればの話ですが)。
 
 一昨年、「間違いだらけのだらけの資格取得術」(扶桑社)という本を出版
 しました。このメルマガのベースになっている本です。
 よろしかったら、一度読んで見てください。
 もし、お金を出すのが惜しい方は、図書館でも見られます。全国の図書館に
 400冊ほど入っていますので、試しに借りて読んで見てください。
 この本は私の処女作にもかかわらず、1万人程度の人に読んでいただきました。
 そして、人様からいろいろな厳しいご意見も暖かい励ましも頂戴しました。
 具体的には、「オレの夢を、私の夢を壊さないで!」とか「よくぞ、資格
 業界の実態をここまで斬ってくれた」なんていう意見もありました。
 今まで、資格の本であのような本がなかったので、読者の反応は全く賛否
 両論でした。

 あれから、一年半、私は、再度自分の本のことを考えて直してみました。
 すると、
 内容が不十分だった点、書ききれなかった点等々、遣り残したことが多数見
 つかったのです。本を書いていると必ずあると思いますが、私もそうです。
 それを今回、メルマガという媒体でバージョンアップしてみたくなったのです。
 そのために、遅ればせながらホームページも立ち上げました。
 そのためあまり見栄えがよくないのは御勘弁ください。
 それでは、今日の本題に入ります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
◇第2号 資格は果たして保険になるのか?◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■今日は資格と保険ということについて少しお話します。
 (創刊準備号は、まぐまぐのバックナンバーでご覧ください)



■現代は資格取得ブームのため、けっして資格を好き好んで目指している人ばかり
 ではありません。何かになりたくて資格を目指すのでなく、「取り合えず資格」
 系の人は全世代に共通しているようです。


■そこで、本題です。世の中に保険になる資格ってあるのでしょうか?
 
 保険になる資格は確かにあるようです。一例を挙げれば、民主党の管直人氏が
 弁理士の資格を保険にして政界に打って出た話は有名です。その他、精神科の
 先生が作家をやったりいろいろな使い方があります。
 でも、保険になるような資格は、かなり難関な資格で実際には簡単には取得でき
 ません。
文系ならば、司法試験、公認会計士、不動産鑑定士の三大難関資格試験。理系で
 は医師や弁理士等が代表的な資格試験ですね。
 

■上に上げたような資格はステータスも高い反面、難関で簡単には取得できません。
取得までに最低でも数年間は勉強に専念しなければ合格するのは程遠い試験です。
 (医師は医学部に入らなければ当然ムリですが)
ですから実際、このような資格試験を目指して挫折していく人は非常に多いのです。
 


■こんな資格を目指していて、将来保険にしようなどと考えている人はそうはいない
でしょうが、そもそも最初から資格を保険にしようと思って資格を目指している
 人が試験が難かし過ぎて、結果として取得できなかったのならば洒落になりません。


■それでは、比較的仕事との両立が可能といわれる税理士、社労士、中小企業
 診断士、行政書士等はどうでしょうか?このような資格は保険として目指す
 人は近年とても多いのですが、果たして本当の意味で保険になっているのでしょうか?


■残念ながら保険にはなっていないですね。これは、社労士や診断士試験を取得
 してもほとんどの人が独立開業していないことでも明らかです。
 税理士も世の中には約7万人もいてかなり厳しい状況です。
 「備えあれば憂いなし」は資格の世界では近年通用しなくなりつつあります。


■でも、あなたがせっかく苦労して目指して取得した資格ならば、保険なんかに
 しないで、精一杯活用してみたいとは思いませんか?



■取った資格を大切に温存して、箪笥の抽斗の中にしまっておいても何も生み出
してくれない。当たり前ですよね。資格はアクセサリーではないんですから。
 持っている知識や資格は、生きているうちに出し惜しみせずにガンガン使いま
 しょう。資格を使える場を見つけましょう。どこにあるかは秘密(ウソ)です。
 今後、回が進むにつれてお話していきます。



■また、たとえ資格士業の領域を超えてしまったとしても、それはそれで素晴ら
 しいことです。資格士業を一皮向けてビジネスに発展させられれば、新たに展
 望が開けて、ビッグなビジネスにつながることもあります。
 


■自分が選んで、取得した資格を徹底的に使いこなす。また、資格試験で得た 
 知識を自分自身のキャリアに徹底的に生かす。
 こんな生き方が今、求められていると思います。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 ☆今週のワンポイントアドバイス☆

 ■取った資格は出し惜しみせず徹底的に使おう。社内だけでなく、活用できる
  場をどこかに見つけよう。

 ■資格を単なる保険にするな!資格は取った瞬間から使わないと腐り始める。
                          (生ものと同じ)

 ■資格を士業の枠だけで捉えない。資格をビジネスのきっかけにしよう!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
  
 ちょっとは、考え方が変わりましたか?試験問題と格闘している間にもほんの
 少しでもよいからこんなことを考える習慣を身に付けてください。

 次回は「コンサルタントに資格は必要か」というテーマでお話します。
 お楽しみに!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇編集後記◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 毎回、花粉症の話ばかりで恐縮です。
 私の場合は、くしゃみや鼻水だけではなく、目にも来てしまいます。
 ゴールデンウイーク明けが待ち遠しい。早く、楽になりたいです。
   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
■発行者 「■間違いだらけの資格取得術 〜メルマガ編〜□」末木 紳也
  発行者Webサイト: http://www.shikaku-21.com

■本文に関するご意見,ご感想はこちらまでお願いします。
 info@shikaku-21.com

★過去の全バックナンバーがご覧になれます。
  
⇒ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000153126

★このメールマガジン転送は結構ですが
 掲載された記事の内容を許可なく転載する
 ことを禁じます。お問い合わせ下さい。 (C) Copyright -2005

■購読解除はこちらからお願いします。
  http://www.mag2.com/m/0000153126.htm