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■間違いだらけの資格取得術 ~メルマガ編~□    
◇第105号「私の中小企業診断士試験合格法 その3」◇
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■4月に入り、爽やかな季節になりました。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 資格コンサルタントの末木紳也です。   

 新年度、第1号のメルマガ配信です。


 
■前回は3回目の挑戦で、やっと中小企業診断士試験に合格したことをお話し

 しました。

 ところで、3回の診断士の受験では失敗したなりに、私なりにいろいろな

 気付きや学び、反省点がありました。

 どうして診断士試験を3回も受験しなければ合格できなかったのか、

 今回はそれをメインにお話したいと思います。


■私の診断士の学習時間、学習方法はざっとこんな感じでした。


       学習時間   具体的な学習方法

 1年目: 200時間   資格スクール(講義・テキスト・小テスト)
              模擬試験

 2年目: 150時間   資格スクール(土日特別講座)      
              模擬試験

 3年目: 500時間   独学(問題演習2冊 受験機関誌)            
              模擬試験
       50時間   資格スクール(2次試験対策) 
       50時間   独学(カード作成)      

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 合計   950時間   資格スクール(400時間)独学(550時間)



■皆さんは私の学習方法からいったい何を感じるでしょうか。

 当時から中小企業診断士試験の合格までは約1,000時間の勉強時間が必要と

 言われていました。

 (注)ただし、1000時間はあくまで平均的な受験生のモデルで目安です。

 私の場合、1、2年目は極端に勉強時間が少ないなというのは誰でも気付くと

 思います。2年目でも勉強時間はまだ、300時間程度にしか達していません。

 3年目に会社を辞めて、資格試験に没頭できるようになりやっと1,000
 
 時間まで持って行くことができました。(仕事と両立できなかったのであまり

 自慢になりませんが)


■逆に言えば、診断士試験では1,000時間程度の学習時間が必要ですから、

 1年目でしっかり1,000時間勉強できれば合格できるレベルには達することが

 できるということです。

 これを私のように数年掛けて達するか1年でやるかの違いで、合格できる時間は

 微妙に変わってきてしまいます。余談ですが、その後の人生までも変わります。

 また、受験期間が長期に及べば勉強時間は逆に1000時間では足りないことも

 ありかもしれません。

 診断士試験も5年もやっている人なら、1年で合格した人よりおそらく何百時間も

 多くやっている筈だと思います。


■例えば、診断士試験合格のイメージとしては

 1年合格:700~ 800時間(標準時間を切る程度でも合格も可能です)

 2年合格:900~1000時間(ここらまでは標準時間で合格できそうです)

 3年合格:1200時間    (標準時間より少し上乗せが必要かもしれません)

 5年合格:1500時間~   (昔、勉強したこともかなり忘れる時期です)

 というように、長期化すればするほどそれだけ多くの時間を要するのです。

 結論から言えば、科目合格や何年の猶予期間などの甘い誘惑があっても

 資格試験は、断固「短期集中」「短期決戦」型で望むべきなのです。


■それから大切なことは、アウトプット重視の勉強方法です。

 私の場合、2年目まではインプットばかりで問題演習には一切、手を付けて

 いませんでした。でも、これが本試験では仇、致命傷となりました。

 試験本番で十二分に実力を出すためには、実践力を磨くことが必要なのです。

 例えば、宅建や行政書士試験なども、ざっとテキストを読み込んで理解したら

 多少理解不足な所があっても、どんどん問題演習をした方が効果が上がります。

 私の場合、資格スクールには真面目(?)に通っていたため、自分では十分勉強を

 しているものと大きな勘違いをしていました。

 しかし、問題演習の徹底的な不足が結局、命取りになり、2度も試験に失敗して

 しまったのです。これはトホホの経験です。


■資格試験は短期集中で望むこと、またインプット学習とアウトプット学習の

 微妙なバランス感覚が大切なのです。

 これを常に意識しているかいないかで、合格できるかは随分とは違ってきます。

 でも、誰でも本音では資格試験にそんなに時間を掛けたいとは思っていない

 筈です。

 だからこそ、このことはけっして忘れないでください。



■そして、今日は最後にビジネス書新刊のお知らせがあります。

 4月に青月社さんから発行の『会社再生ガール』(田中伸治・著 
 イラスト・久織ちまき)四六判並製/318Pの
 アマゾンキャンペーンをご紹介させていただきます。
 
 本書のテーマは「会社再生」ですが、ビジネスエンタメ小説という形式を
 とっています。
 
 確かに、最近は小説形式でのビジネス書が増えていますね。



■版元である青月社さんのお話によると、とにかく純粋に面白い本であると、
 自信を持ってオススメできる1冊だそうです。
 
 本書の目的は「会社再生」のいろはを理解していただくことですが、スト
 ーリー自体がハラハラドキドキもので、本格派のエンターテインメントとし
 ても楽しんでいただける作品です。
 
 ☆4月8日~9日に新刊キャンペーンを実施します。

 キャンペーン特典としては、山田真哉さんとの対談音声や、“マネーの虎”
 の南原竜樹さんとの対談音声など、他では入手できないものや、
 抽選特典として300名様へのアマゾンギフト券プレゼントなど、
 媒体読者にとっても有益なものをご用意しています。
 
 ぜひとも詳細をご覧いただければと思います。
  
 詳細はここから→http://seigetsusha.com/girl/index.html

 本日もご愛読いただきありがとうございました。
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◇編集後記◇ 
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
(岩崎夏海著 ダイヤモンド社)が今、メチャメチャに売れているそうです。
この本に代表されるように、今はビジネス書の世界でも単なるノウハウだけでは
なく、何かしらのストーリーが必要な時代になったのでしょうか。
確かに、実用書やノウハウ本を黙々と読まされれるより、小説形式で読める方が
楽しく感じます。また、疑似体験になりやすいから受けるのでしょうか。
とっても参考になります。
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