資格試験の受験者、合格者、合格率の推移

法律系資格試験

1.司法試験(現行試験)

司法試験(現行試験)は、現在日本最難関の資格試験といわれている。受験者は年々増
加して、平成14年度にはついに4万人の大台に乗った。今後合格者枠は減少するが、
新司法試験と並列して2010年まで行われる予定である。合格率は、2%〜3%台と
難関中の難関である。
平成18年度からは法科大学院終了者への新司法試験が行われる。新司法試験の合格率
が50%程度であることを考えると、今後は受験者が減るものと予想されている。



司法試験

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

34,117

41,459

45,372

43,367

39,428

合格者

  990

   1,183

1,170

1,483

1,464

合格率

2.9%

2.9%

 2.6%

 3.4%

 3.7%


2.司法書士

 年間、3万人が受験する法律系人気資格である。新司法試験は法科大学院終了者でな
いと受験資格が得られなくなるので、司法試験を諦めて司法書士に流れた受験生も少な
からずいると推察される。
合格率は2%〜3%程度と極めて低く、難関資格の一つである。
登記のプロとしての顔以外にも、小額訴訟、成年後見制度など街の法律家としての役割
が期待されている。

 



司法書士

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

23,190

25,416

28,454

29,958人   

31,061

合格者

 623

701

790

 865

883

合格率

2.7%

2.8%

2.8%

2.9%

3.7%


3.行政書士

 行政書士試験は、年間7〜8万人程度が受験する人気資格である。試験から小論文が
なくなったことで受検しやすくなった。一方、試験合格率は2〜5%台と近年難化傾向
にある。平成15年度以降、司法試験や司法書士試験並みの合格率となっている。試験
と実務が直結しないことが特徴の試験である。



行政書士

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

61,065

67,040

81,242

78,683

74,762

合格者

6,691

  12,894

2,345

4,196

1,961

合格率

11.0%

19.2%

 2.9%

 5.3%

 2.6%



4.社会保険労務士

社会保険労務士は、安定して高い人気のある資格試験である。過去5年間の受験者数は、
5万人前後で推移している。合格率は例年8〜9%程度で難関試験の一つである。毎年約
5,000
人の合格者が誕生している。今後、試験合格者の急激な増加が懸念されている。



社会保険
労務士

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

43,301

46,713

51,689

51,493

48,120

合格者

3,774

4,337

4,770

4,850

 4,286

合格率

 8.7%

 9.3%

 9.2%

 9.4%

 8.9%





会計系資格試験


1.公認会計士

 公認会計士試験は、司法試験と並ぶ最難関国家資格試験である。過去5年間は、受験
者数1万5千人程度で推移している。
平成18年の公認会計士試験の出願者数は16,210
人で前年度より6%増加した。平成18年度から新公認会計士試験が行われる。試験内
容を大幅刷新、試験の体系を「三段階五回」から「一段階二回」へ簡素化する。

 新公認会計士試験では、短答式2年、論文式2年の経過措置が取られる。一発勝負で
ないので社会人でも受験し易くなる。また、短答式試験一部科目免除は、会計専門大学
院の修了者に適用される。
政府は、国際的に通用する公認会計士を平成30年頃まで約
5万人に増やす計画を立てている。新試験での合格者は確実に増えると予想されている。


公認
会計士

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

   人

   人

14,978

16,310

15,322

合格者

 961

  1,148

1,262

1,378

1,308

合格率

   %

   %

 8.4%

 8.4%

 8.5%


2.税理士

  年間5万人以上が受験する人気資格である。必須科目や選択必須科目はあるが、最終的
に5科目を揃えれば税理士試験合格者となる。
科目合格するには、早くて数年〜5年か
かるといわれる。中には
10年計画で試験に臨む人もいるが、科目合格制のため、社会人
になっても仕事と両立しやすいので、無理なく受験することができる。
科目別の合格率は
多少バラツキはあるものの、難しい科目で10%程度、比較的易しいといわれる科目で
20%程度である。

最近3年間の受験者・合格者の推移


税理士

平成15年

平成16年 

平成17年

受験者

55,175

56,126

56,314

一部科目合格者数

 

9,850

 

8,039

 

8,662

5科目

合格者数

 

1,193

 

1,090

 

1,055

 

最近3年間の科目別受験者・合格者の推移

税理士
 受験
科目

平成15年

平成16年

平成17年

簿記論

20.7%

10.7%

13.7%

財務諸表論

20.4%

17.3%

15.2%

法人税法

11.4%

11.1%

12.3%

所得税法

12.1%

14.0%

12.9%

相続税法

11.5%

13.1%

11.8%

酒税法

11.3%

11.4%

11.1%

消費税法

10.1%

10.3%

10.9%

固定資産税法

10.3%

12.8%

9.7%

事業税

13.7%

11.9%

13.9%

住民税

10.5%

9.7%

15.4%

国税徴収法

11.0%

9.0%

9.1%


不動産系資格試験

1.不動産鑑定士

 不動産鑑定士試験とは、事実上2次試験のことを指す。平成18年度から試験が1
(大卒は免除)2次、3次試験から旧2次試験に一本化される。現行試験の場合、不動産
鑑定士になるまで
4年程度かかったが、新試験制度では最短2年で不動産鑑定士になれる
ように改善された。
試験自体は司法試験と公認会計士と並ぶ難関試験である。

不動産鑑定士2次試験(現行試験)


不動産
鑑定士

平成13年

平成14年 

平成15年

平成16年

平成17年

 

受験者 

 2,505

2,481

2,503

2,300

2,282